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一般財団法人 自然環境研究センター

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ごあいさつ

理事長写真

一般財団法人 自然環境研究センター
理事長 大塚柳太郎

 

日本列島は南北3,000キロメートルに及び、亜熱帯林から針葉樹林、さらには高山植生を含む自然は変異に富み、世界的にも際立った生物多様性の宝庫なのです。私たちは、この恵まれた自然と共存関係を育みながら、さまざまなことを学び、今日ある社会を築きあげてきました。しかし近年、経済活動が活発化し高度な土地利用が進み、地球規模での人間とモノの移動が拡大をつづけるなか、多くの地域で人間と自然とが競合関係に陥りはじめています。私たちが直面する問題の一端は、日本固有の動植物の消滅や、農林産物に対する野生動物による食害の増大にあらわれています。

野生生物の研究は、基礎科学としての分類学や生態学をはじめとする生物学に立脚し、自然を多角的に理解する自然史(Natural History)の視点から進められてきました。一方、応用科学として誕生した野生生物保護管理学(Wildlife Management)は、野生生物を生態系の中で捉え、どのように保全するかあるいは制御するかの究明を目指しており、その発展が世界的に期待されています。

当センターは、このような認識を明確にもち、人間社会と自然との共存関係の構築を科学的・政策的に研究することを目的に1978年に設立されました。以来、この分野のパイオニアとして、原生林や里地里山などの陸域、湖沼、河川、湿地などの陸水域、干潟やサンゴ礁などの浅海域を対象とする調査研究、自然環境に関する情報の収集整理・提供、自然環境の保全に携わる人材の育成や国際協力を行ってまいりました。生物多様性保全への意識が高まり、世界自然遺産への期待が増すなか、当センターは今まで以上に活動の幅を広げてまいります。

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