獣類の基礎情報の収集・整理

科学的・計画的な保護管理計画や希少種等の保全政策の立案には分布や個体数、それらの経年変化など基礎情報が欠かせません。

当センターでは、鳥獣の保護管理、特にカモシカの保護等について全国の基礎情報収集に関わる業務を長年受託し、情報の蓄積、それら情報を活用した施策に貢献しています。

鳥獣関係統計

狩猟や捕獲、鳥獣保護区等に関する統計情報を集めた鳥獣関係統計は、野生鳥獣の科学的・計画的な保護管理を推進する上で重要な基礎情報です。

当センターでは、これらの基礎情報の整理、各種データの集計や解析等を通して、野生鳥獣の保護管理に関する施策の作成、狩猟制度のあり方についての検討を支援しています。

（受託業務例）

カモシカ頭骨

全国の天然記念物に指定された動物の滅失記録の収集、整理に長く関わっています。天然記念物は学術的に価値の高いものや希少な種であることも多く、滅失記録から得られるデータは貴重なものとなっています。

（受託業務例）

カモシカ定点観察調査

全国のカモシカの生息状況の変化を把握することを目的としてカモシカ保護地域等で毎年実施されるカモシカ通常調査結果の収集、整理に長く関わっています。
蓄積された情報はカモシカの保護管理施策を検討するための基礎情報として活用されています。

（受託業務例）